聖トマス・アクィナスが来ます。彼は聖体に向かってお辞儀をし、私に振り返り、「イエズスにお褒めあれ。主があなたと話し始めた神の愛の国――天国そのものについて詳しく説明するために私はここにきました。」と言いました。
「この国では、地上で体験したすべての感覚が魂のために天国で待機しています。しかし神の愛の国においては、感覚もまた魂と同じように浄化されます。もう痛みもなく、どんな障害もありません。魂は色をその最純粋な形で見ることができます――存在することを知らなかった色々な色を見るのです。聖三位一体や天使たち、聖人たちと話すことができるのです。時間や空間に制約されることはなく、一度に複数の会話を持つことも可能なのです。」
「魂はビロケーションすることさえできます――天国で同時に複数の場所にいることができるのです。すべての知識が各魂に与えられ、完璧になります。真理は全て理解され受け入れられるのです。地上では脆弱であり危うかったものも天国では強くなります。しかし天国で最も素晴らしいことは愛が完全であることです。聖三位一体へのあなたの愛に何らかの妨げはありません。各魂は永遠に神を称え、崇拝します。」
「もちろん、魂には神の聖母への無制限なアクセスもあります。あなたが彼女の優しい抱擁を望むなら与えられます。私的に話したいと願うならば時間を選びなさい。一緒に祈りたいと希望するならば、彼女は決して拒みません――今でも誰一人として断られることはありません。――天国では彼女があなたの側で息子の御座へ連れて行き、彼の足元にお願いを置いてくれるでしょう。」
「これが完全な愛についてです。これが美しい完璧さとは何であるかです。これは各人が呼ばれ、創造された天国の楽園なのです。」